週末は、東京を離れ九州の故郷に戻って暮らすことを決めた家族と最後のお出かけに行ってきました。
東京というのは人の出入りが激しく、新しい出会いと同じ分だけ別れも多いものです。
若い頃は引越しと聞くと「また会えるさ、また会おう!」と笑顔でバイバイしてきたのですが、子どもを産んでからはやたら寂しく感じます。
それはきっと、再会することの難しさを知ったから、かもしれません。
そしてまた「これまでたくさん見送ってきたなぁ」としみじみ思うのは歳を重ねた証でしょうか。
特にここ数年は働き方の構造が大きく変わり、わたしの周囲でもざわざわし始め、何がなんでも都心に住む必要がなくなってきたように感じます。
これを機に日本人特有の横並び主義の時代も終わって、もっと自由で大胆な新しい暮らしの形が浸透していくといいなぁと思います。
我が家の場合、今は都心に住む必要がありますが、いつか海の近くでと家族で話しています。そのため、今は身軽で自由度の高い賃貸を選んでいます。
ここ数年の働き方の変化だけでなく、だれの人生でも必ずやってくるライフスタイルの変化を想像して、日ごろから夫婦や親子でお互いの考えを話しておくことをおすすめします。
大切なのは、世間や他人に振り回されず、自分の考えをしっかり持ち、自分の人生を生きること。
これに尽きます。
人生の価値観は人それぞれです。何が大切で、何を守りたいのか、優先すべきことは何なのか、自分達の暮らしの根っこにピントを合わせれば、どこにいても目の前の幸せをありがたいと感じることができるのだと思います。