物欲に隠れた貧乏体質

空の高さと秋風が心地いいこの頃、体もホッと一息つくような感覚です。

春や秋といった過ごしやすい季節がおうちの片付けや整理に適しているともいえます。

今日はNeedsTokyoを運営していて気づいたことを書いてみようと思います。

整理収納サポート現場やオンラインサポートでは、ライフスタイルや物量など考慮するため、それぞれの家庭により訪問回数やサポート時間はちがうのですが、お片付けのお悩みから見事に卒業できる方と、なかなか卒業できない、あるいは、卒業後リバウンドする方がいます。

その差は意識のちがいです。
確かな整理術やどんなに考え抜かれた収納術を施しても、片付けはやはりマインドがなにより大切なのです。

「片付けてどんな暮らしにしたいのか?」
目的を明確にしてこそ、目標が立つわけです。

とりあえず目の前の視界をなんとかスッキリしたいといった曖昧な目的では、どうも挫折してしまう傾向にあります。

そして片付けといえば、今所有している物の整理だけすればいいと思いがちですが、実はそれと同じくらい大切なことがあります。

それは自分にとって賢い買い方ができるかどうか。
どんなに家の中を整理しても、おうちに入れる視点が今までと変わらなければ元も子もないといった感じです。

たとえば、こんなこと。
一つ持っているのに不安に感じたり、買っても買ってもまた欲しくなり買い足す。

これは所有している物の満足度が低い証
「なぜ満足度が低いのか?」
買い方が雑なのです。

雑な買い方は満足度が低い。よって、買うを繰り返し、次第に量が増える。量が増えればさらに使用頻度は低くなり、もはやただのスペース取り。もう不要だとわかっていても、元を取ってない後ろめたさから手放せず、維持管理がどんどん大変になり、おろそかになってしまう。

解決するために収納用品を増やせばよりスペースは圧迫され、とうとう倉庫を借りたり引越しを検討する。

ですが、それらは根本的な解決ではないため、どこかでかならずお手上げ状態になるのです。

広いお家に引越したのに乱れるのは、そうゆうこと。

視点を変えれば、
隠れ貧乏体質になっている、なんてことも。

貧乏とは物を持っていないのではなく、
満足度が低い暮らし
のこと。

NeedsTokyoではサポート前に講座を受講していただくことでより深い片付けを学んでいただけます。

それではまた!