若いとき、新しい暮らしを始めるとき、大きな家具に憧れる方は少なくありません。
立派なタンスや大きなソファは、部屋を豪華に見せ、存在感も抜群です。
ですが一度置いてしまうと、模様替えが難しかったり、引越しのときに大きな負担となってしまうこともあります。
【学習机は本当に必要?】
特に学習机は購入前に一度立ち止まって考えてみるのがおすすめです。
なぜなら、実際に現場で多くのご家庭を拝見すると、お子さんが巣立ったあとに「使われない学習机」が部屋に取り残されているケースが非常に多いからです。
どうしても必要な場合は、
• 大人になっても使えるデザイン
• 一人暮らしの狭い部屋でも置けるコンパクト設計
• 将来的に親自身が使いたいと思える机
• 他の用途としても使えそうなデザイン
• 一人でも動かせる重さとサイズ感
大型家具は、使う人や用途を限定せず、長く活用できるものを基準に、慎重に選ぶことが大切です。
「〜専用」という家具は、裏を返せばその用途にしか使えない、限定的なものだといえます。
【ライフスタイルの変化に対応できるか】
結婚、出産、転勤など、暮らしは想像以上に変化していきます。
• その家具は将来の暮らしにも合うだろうか?
• 他の用途で使えるか?
• 移動や処分はしやすいだろうか?
• 汚れは落としやすいかなど、メンテナンス方法は?
• この先、引越しがあるかないか?
そんな視点でよく考えると、後悔のない選択につながります。
【余白を残すことで、暮らしが軽やかに】
コンパクトで移動しやすい家具や、組み合わせを変えられる家具を選ぶと、模様替えも気軽に楽しめます。
日本の狭いお部屋に余白を残す選び方、
これは結果的に、心にもゆとりが生まれるのです。
Needs Tokyoからひとこと
大型家具や学習机を購入するときは、今の暮らしだけでなく、未来の暮らしにも目を向けてみましょう。
少し立ち止まって考えることが、心地よく長く暮らせる住まいづくりにつながります。