親子でハマる東京理科大学の数学体験館

前回のつづき。

算数検定6級を難なくパスしてからは
中1数学をいつものように遊び半分で
学び始めました。

小学3年の娘にとって
中学の参考書の言葉は難しく
予想通り頭を抱えるものでした。

「公式は覚えるな」
これがわたしの唯一のアドバイスです。

焦らず、諦めず、じっくり時間をかけて、
根本的な理解をすることが何より大事。

一つのことに夢中になって時間を費やせるのは
子ども時代の特権なのだから。

学校から帰ると、サクッと宿題を済ませ
何もかも放りっぱなしで外遊びへ真っしぐら。

汗だくで帰宅すると、ご飯やお風呂を済ませる。

夜は紙や箱を切り刻んだり
家にあるものをあれこれ分解したり
解けない問題に根気よく向き合っていました。

そして、ついに
「ママ!ママ!」
大声でわたしを呼ぶ娘。

「わたし、わかったかも!ねぇ、聞いて聞いて!」

人は「う〜ん…」と唸った分だけ
理解したときの喜びや興奮は脳にしっかり刻まれ、
暗記という無意味な時間を省くことができるのだと思います。

そして娘の数学が進んだ時点で
東京理科大学の数学体験館に行ってきました。

ここは数学好きにはたまらない場所です。
めちゃくちゃおもしろいです!

母娘のなぜ?に、大学生の方が実験や道具を用いて懇切丁寧に解説してくれるのです。

しかも無料ですよ!
「お金取って〜」と言いたいくらいです。

1対1で問題を出されると逃げ場はなく
最初は緊張して小さな声で答える娘と、
はるか昔の記憶をフル回転させ
時に天を仰ぐわたし。笑

数学のおもしろい世界にひきこまれ
閉館時間の放送にハッとして時計を見ると
あっという間の3時間でした。

周囲を見渡すと、私たちだけ。
閉館時間を過ぎてしまっても
母娘の疑問に丁寧に答えてくれた
男子学生さんに感謝感謝です。

「次はサイクロイド曲線について
さらに詳しく解説するから、また来てね」
と、男子学生さん。

「はい!おうちでも調べて、絶対!今月また来ます」
と約束した娘。

そう、3時間もいたのに、
時間が全然足りませんでした。

それだけおもしろいのです。

帰りは新宿に立ち寄り、
娘希望のお店をいくつも周り
いろいろ買い物をして
伊勢丹会館でのんびり夜ご飯を済ませ、
中野の自宅に着いたのは23時過ぎ。

よく歩いて、たくさんおしゃべりして
とても有意義な休日でした。