「かぞくの今」を大切にしたい①

今日は記憶をたどりながら、数回に分けて娘の成長とNeedsTokyoを立ち上げる経緯を書いてみます。

おそらく我が家をご存知の方は、我が家の娘といえば毎日外遊びをしているイメージだと思います。

それは紛れもない事実で、幼児期から小学2年生になるまで、毎日ひたむきに外遊びをしてきた娘。

振り返れば、生まれて4ヶ月のころ、近所の赤ちゃん広場にデビューしました。初めて扉を開けるとき、ドキドキしたのを覚えています。そこに集まる多くのママは実家が遠く、初めての育児に一人で向き合っている方が多かったと思います。世間話や情報交換をしたり、時には笑いながら忙しい旦那の愚痴を言ったりなんかして。

いつの世も女性はだれかと話をすることで心の中のモヤモヤしたものを整理して、帰り道には悩みや不安はおおかた解消できているという術を持っています。さらにその場所は設備も新しく整っていたため居心地が良く、私もほぼ毎日通っていました。

もうすぐ歩き出すかもしれないと思った10ヶ月の頃、いざ子乗せ電動自転車を購入!予想は的中し、11ヶ月で歩くようになると赤ちゃん広場の室内から屋外へと場所を変え、ママ友たちと遠くの公園へ繰り出すこともありました。

なんてたって東京では、幼子を連れて満員の公共機関を利用することはとても億劫になってしまう。車で行こうものなら渋滞にどハマりし、しかも駐車料金が高すぎる。

そんな不都合を見事に払拭してくれたのが電動自転車でした。どこまで走っても疲れを感じない電動自転車は子育ての役立つものNo.1と言っていいくらい。

道中、こんなところにも公園がある〜と発見したり、アイスクリームを食べたり、風をきって走るのは最高のリフレッシュで、それはもう大人も遠足気分。遊び疲れた子供は自転車の揺れで瞬く間に寝てくれるし、お金もかからない。私たち母親がワンオペ育児にストレスを溜めこまない方法でもあったと思います。

赤ちゃん広場で知り合ったママ友6人で1歳になったばかりの幼子を連れ、熱海の素晴らしい眺めのホテルに一泊旅行したのも本当にいい思い出です。正に、お母さんの修学旅行といった感じでした。

そんなこんなで、毎日外に出ることが日課だった娘は、朝起きると自分の靴を持って「ママ、外へ行こう!」のアピールがすごくて、無論今日はしんどいなというときもあったのですが「エイヤ!」と出てしまえば、外の空気が清々しく感じたものです。

同時にその頃、職場に復帰するママ達の前向きな気持ちに刺激を受け、自分の将来についても深く考えるようになりました。母としてだけでなく、私はこの先どんな風に社会と関わっていきたいのか。出産2週間前まで地下鉄に乗って会社へ行っていたほど働くことがすきだった私は、産後一年間は初めての子育てやママ友との出会いを楽しみつつも、どこかぽっかりと穴が空いたような気分でもあったのです。

その後、得意を活かせる仕事をしたいと思うようになり、整理収納アドバイザーになるための講義を受け、夜な夜な試験勉強をしたり現場経験を積み、目標としていた娘の幼稚園入園と同時に整理収納サポートNeedsTokyoを立ち上げたのです。

つづきはあした。