洋服のロスから私たちが今すぐできること@洋服整理

先日、娘の目に止まった小学生新聞の記事は
「洋服のロス」について。

洋服というのはNeedsTokyoの片付け現場でも必ず整理するアイテムです。

そのため、現場作業だけでなく
「そもそも洋服って何のために着るの?」
からスタートする洋服整理の講座にも力を入れています。

まず、講座でもお伝えしていますが、
日本人は一日大型トラック130台分もの服をゴミにして、燃やしたり埋めたりしています。

洋服は様々な戦略で毎年たくさん作り出されており、買う側も洋服の価格がうんと下がったことで気楽に買えるアイテムとなったことが、洋服のゴミが増え続ける理由のひとつです。

また、着なくなった洋服はリサイクルショップに出したり、寄付することもできます。

一見、これらはエコに見えるのですが、実はその先には隠された真実があります。当然、全ての古着が売れたり寄付されるわけではなく、売れ残りはどこかの国の砂漠に埋もれてるという事実。

そして、お手入れがラクな化学繊維の洋服が多いため、腐らずにずっと自然界に残り、環境だけでなく、洋服のゴミ山の近くで暮らす人の体に悪影響を及ぼしているということ。

もしも、私が手放した洋服が遠い遠い砂漠にあって、だれかの暮らしを脅かしてると思うと苦しくなってきます。

もちろん、服からまったく違うアイテムに作り替えるといった企業努力も耳にしますが、それは砂漠に放置された洋服の山からすると微々たる量かもしれません。

SDGsにもあるように、作る責任は元より、消費者として買う側の視点を大きく変えることが今すぐ必要なのだと思います。

四季のある日本では季節毎にファッションをたのしむことができ、それは日常をワクワクさせてくれるものです。

だからこそ、私たち選ぶ側は見極める目を養い、少ない量で一枚一枚の満足度を上げていく努力が必要です。

賢い買い方を学ぶことは、結果として私たちのお金や時間、空間や気持ちのゆとりにもつながります

これはトライアンドエラーを繰り返し行うか、自信のない方はプロのファッションアドバイザーに依頼するのも手。

整理収納アドバイザーとして、母として、
これからの時代に必要である
「少ない方が豊かである」という暮らし方を
これもまた、娘に伝えたいこと。

さて、今日はいつもの友人と新宿までウォーキング。その距離14〜15キロほど。たっぷり汗をかいて気分爽快です。

トップスもボトムスもスニーカーも普段着とウォーキング兼用。トップスはこの夏、着て着て着倒した感がありますが丈夫なのでまた来夏も着れそうです。

専用のモノをなるべく持たない
これがわたしのルール。

それでは、よい週末を!