「かぞくの今」を大切にしたい②

前回のつづき。

幼稚園入園と同時にお片付け教室オープン!
朝の送りはパパ担当、私がお迎え担当という具合に送迎を夫婦で分担することになりました。
幼稚園のお迎えは17時。その後、ナースリーの友達と30分だけ公園に寄るというのが日課でした。本音を言えば、仕事の後なので早く家に帰り、お風呂やご飯を済ませ明日に備えたいところですが、大人の事情をわかって17時までがんばっていることを思えば、たかが30分の公園遊びを止める理由はありませんでした。

それよりも子どもの一日の満足度を上げたほうが、コトがとてもスムーズに進むのです。

その分、家の中で発揮したのは整理収納術です。
優先順位を明らかにして無駄を省くことで、家も私の心も荒れることなく穏やかに過ごせていたと思います。

夏は蚊と戦いながら、冬は真っ暗で凍えながら、仕事終わりの公園遊びに付き合えたもう一つの理由に、親同士もまた仕事の後の息抜きの場であり、夕方の公園遊びは仕事モードから母に戻る30分であったことで、3年も続けられたのだと思います。

NeedsTokyoは、ありがたいことに立て続けにご依頼をいただき、同期の整理収納アドバイザーの力を借りながら対応する日々でした。今でも本当に助けられています。

そして、娘の成長と共に行動範囲は拡がり、休日となれば早朝に都心を離れ、山や川、海へと繰り出し、東京、神奈川、埼玉、千葉あたりの大型公園やアスレチックなどはほとんど行ったと思います。加えて、車の長距離運転もずいぶん慣れ、どの時間帯にどの道を通れば空いているか、初めての道でも難なく走れる度胸がつきました。

兎にも角にも外遊びに関しては、周囲のだれにも負けないくらい遊び尽くした感があります。それ故、娘は一年中だれよりも日焼けをしていたし、あんなに気をつけていた私の日焼け対策も甘々だったのか、今では私の腕も顔も見事にシミだらけです。よく言えば、母の勲章です。

小学生になっても相変わらず外遊びを満喫する娘は、冬の冷え込む季節でさえ汗だくで帰宅し「この家暑すぎるよー!」と言い放ち、あちこちの窓を全開にするものだから部屋は一気に冷凍庫になり、私は家の中だというのに慌ててUNIQLOのダウンを羽織りマフラーを手に取るという、もはや外なのか家なのか、わけわかめ。

ある日、二日続けてUNIQLOの新しいタイツに修復不可能な大穴を開けて帰ってきた娘に「タイツはもう二度と買わないわよ!」と雷を落としたっけ。

今思えば「あなたは外遊びの天才ね!」と、どうして言えなかったのだろうと、小さな器しか持ち合わせていなかった自分に反省し、今年はタイツを買いました。笑

同時にコロナによって、自宅でオンライン化を導入したり、事業内容を変更改善した時期でもあったので、娘は学童に行かずに済む日も出てきました。そんな日は走って帰宅し、玄関でランドセルを放り出すと、そのまま宿題を猛スピードでやり遂げ、それはそれはうれしそうに「じゃあ、宿題やったのでこれから遊びに行ってきま〜す!」と外遊びへ。

これほど外遊びを存分にさせてきた理由に、私の子ども時代がそうであったように、子どもは外で遊び尽くす期間が必要だという軸を持っているからです。

なぜなら、子どものころ遊び尽くした感覚は大人になっても備わっているもので、遊びの記憶の引き出しは子育てに大いに役立つものであるし、大人になれば仕事や家事子育てが大半の毎日でも、ときに遊びを本気で楽しめる大人になれるような気がしています。

もっともっと大胆に言えば
人生は一度きり!
今この時期にやりたいことを存分にやれる幸せを
噛み締めれば、きっと頑丈な土台ができる!
そう思っています。

実は整理も同じことが言えます。
とことんやり切ることで、本当に必要なモノや大切なモノが見えてくるのです。

つづきはまた今度。