小学生におすすめ!上野の下町風俗資料館〜東京国立博物館〜国立科学博物館

昨日は雨が降るなか娘と上野へ。

子連れで上野と言えば、動物園やお花見が定番コースで、余力があればアメ横さんぽでしたが、今回は母娘それぞれが抱いた興味を深めるべく、博物館巡りに行きました。

まずは、下町風俗資料館へ。
味わい深い箪笥や時計を見つけ、
ばぁばの家にあるのと同じだねという娘に、
元は、ばぁばのお母さんが使ってたのよ!
と説明すると、

ずっと壊れないんだね!という娘の言葉にハッとして、騙し騙し使っている我が家のチェストが頭に浮かびました。安価で大量生産だから作りが悪いということでもないと思うのですが、やはり職人技には圧倒的に負けるのだろうなと思います。

こうして受け継いでいけるモノ選びを学んでいきたいと再確認できました。

心がぽわっと温かくなる駄菓子屋の木箱や、着物で暮らしていた時代に興味津々の娘のそばで、余計なモノがない家の展示や、夫婦喧嘩でもしようものなら隣近所にすべて筒抜けなのではなかろうかと思う密集した長屋作りに、きっと助け合いながら暮らしていたにちがいないとちょっぴり羨ましくもあるのですが、これまでの暮らしの変化を見ると、不便は便利を求め、煩わしさは極力避けたいと願うのは、いつの世も同じなのかもしれないなぁなんて思ったり。

だけど、子供のころ近所にいたのはいつも同じ場所に座り世間話をしたり時に大笑いが近所中に響き、おかえり!と周囲を気にかけてくれたお節介おじちゃんやおばちゃんの存在は、近所との関わりが薄い現代にとって平和で安心安全な証だったなぁと改めて感じます。

次に向かったのは、東京国立博物館
実は以前から行きたくても小さな娘を連れて行けず見送っていたミイラ展ですが、今回はミュージアムシアターで「東博のミイラ デジタル解剖室へようこそ」を観に行ってきました。

シアターなら映像だけが流れると思いきや、子どもでも楽しめる構成で予想を上回る作品でした。知っているようで知らないことが多いミイラのこと。老若男女問わず、とってもおすすめです。

その後、精養軒でランチをしたのですが、食事中の会話はずっとミイラのこと。それほど娘も夢中になり連れてきてよかった~と思いました。

最後に向かったのは国立科学博物館
日本館の目的は、日本人の祖先のこと。あまりにもリアルな展示にびっくりしましたが、知識の少ない私は「へー、すごい、すごい!」と、できることなら出したくない軽い言葉をつい連発してしまっていました。

その横で、これは世界で一番大きな花で、世界一くさい花でもあるんだけど、なぜかと言うとね、と、すでに本で読んでいた娘が得意げに私に説明を始めると、若いカップルに「すごいな、この子」とお褒めの言葉をいただき、ご満悦の様子。

展示の説明やらを読んで進むのが早い、もっとゆっくり見たいのに!と娘に叱られ、朝早くから目がチカチカしてくるようなミトコンドリアのケースをたくさん見て、気の遠くなりそうな地球の誕生やらを学び、不慣れなことに頭を使っているものだから、私の頭はパンク寸前ということでシアター36〇に向かいました。リフレッシュできるので、ここもぜひ立ち寄ってみてくださいね!

はっきり言って、私が低学年のころは博物館見学なんてつまらなくて仕方なかったです。親に連れられた時にはもっと最悪で姉と親は真剣に話しながら亀より歩くのが遅いのだから。

大人になって博物館のおもしろさをようやく知ったのに、娘はすでに興味津々。親子でもこんなにちがうのかと改めて考えさせられました。

それにしてもミュージアムショップってなぜ魅かれるのでしょう。今回はミイラのポストカードだけ購入しました。

あんなこと、こんなことのなぜ?を知りたい娘。
定期的に上野へ行こうと思います。

そういや、主人とデートしたのも上野の美術館でした。

それではまた。

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