まだまだ寒い日が続きますが、冬服に少々飽きてシーズンオフの洋服を収納しているクローゼットをのぞいては早く春がやってこないかなぁと思ってます。
若いころは、姉妹や友人と目に留まった洋服を試着して「いいね、いいね」なんて言われるとうれしくて「じゃあ、これに決める!」なんて決断力が早かったっけ。今思えば、あの頃は洋服選びがメインなのではなく、実は仕事や恋愛の話をしながら歩いてまわることがたのしかったように思います。
30代に入ると、すきなスタイルがはっきりとして、いくつもお店が立ち並ぶ新宿でも数店舗に絞っていたため洋服選びはいつも即決でした。この頃から洋服選びに迷いをなくしたいと強く思っていたように思います。数店舗に絞っていたのは、試着がめんどくさい私にとっていつも着ているブランドなら大体のサイズ感を把握できるし、同じブランドであれば手持ち服との相性も良いというメリットがあったからです。
整理収納アドバイザーになってからは一週間単位で必要なセット数を決め、一枚一枚の満足度をより上げるために、あんなに試着なんてめんどくさいと言っていた私が、今ではトップスも必ず試着するほどの慎重さに自分が一番驚いています。おかげさまで、買ってもあまり着ていないという服は一枚もございません。
元来、私は大雑把な性格です。
一枚の洋服を丁寧に扱い何年も着るというよりは、手洗いマークもものともせず洗濯機でガンガン回します。その上アイロンが苦手なのでしわや毛玉の心配がいらないポリエステルは強い味方です。
そして飽き性な性格でもあります。
去年あれほど気に入って着ていたのに一年経つとあの時のワクワク感はどこへやらがお決まりのパターン。それならば一週間の着用回数を増やして1〜2年で着倒す方がなんとも清々しい気持ちになるのです。
40代のこの頃の悩みといえば、今まで見てきたブランドではいろいろ的外れになってきて、見るお店をガラリと変えたり自分より年上の方を参考にしています。
姉妹でよくお買い物に行くのですが「あーでもない、こーでもない」と自分たちの体と顔に文句を言い続け、せっかく行っても買わないことも多いという現実。いよいよ本格的に体の改革に取り組まないといけないと焦っています。
さて、昨年あたりからユニクロや無印良品の衣料品で見かけるようになった男女兼用サイズ展開。これはSDGsの目標の一つ、男女の区別をせず平等な世界をということなのだそう。
そこでふと気づいたのですが、我が家は夫婦兼用のモノがあります。それはかばんです。全部とはいかないですが、ほぼ兼用です。主人は月1くらいでスーツですが、基本は私服で仕事をします。かばんを毎日入れ替える几帳面さはお互い持ち合わせておらず、時々「今日からしばらくこっち使うね」「今日は荷物が多いから、こっち使うから」といった具合。
私はどうも女性らしいデザインのかばんは似合わず、おまけに革の重さに耐えられず、汚れたときは洗濯機にぶっこみガンガン回せる軽いナイロン素材をこのんで選びます。幸い、夫婦の洋服の趣向は似ているため兼用が可能なのかもしれません。
一人で使うかばんよりさすがに劣化するのでは?といった疑問なら心配ご無用。いっしょにあーだこーだ言ってじっくり選んだ夫婦兼用のものとなると、大雑把具合が誰よりも抜きんでている主人でさえ多少丁寧に扱ってくれるものです。
それ以前に、使い切るくらいの気持ちでいるので、劣化もあまり気にしていません。
そしてまた、かばんの収納は案外かさばるものです。マトリョーシカのように入れ子にできればいいですが、そうもいかない場合、手始めに男女兼用のリュック選びを取り入れるのもありです。
またこんなこともあるのでは?「たまにこのかばんのサイズ必要なんだけど、普段は使わないから」と買うのを躊躇すること。その場合、家族兼用にして使用頻度を上げるのも一つの手ではないでしょうか。そう、スーツケースや旅行かばんのように!
我が家のPatagoniaのショルダーもそろそろお役御免の日が近づいてきました。初代は黒、二代目はグリーン、はて、3代目はどうしましょうか。
皆さんは親子兼用、姉妹兼用、夫婦兼用など、どんなモノがございますか。
それではいい週末を!