【片付けてもまた散らかる…意味ある?】原因と解決法を整理収納アドバイザーが解説

「せっかく片付けたのに、また散らかってる」
「何度やっても同じ…私ってダメなのかな」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?
でも安心してください。 

片付けても散らかるのは“片付け方が悪い”のではなく、“仕組みが整っていないだけ”なんです。

暮らしの中でモノが動くのは自然なこと。

大切なのは「散らかってもラクに戻せる仕組み」を作ることです。

片付け=元の場所に戻すための“仕組みづくり”

片付けというと「しまう」「捨てる」というイメージが強いですが、本当の目的は “戻しやすい仕組みを作ること” にあります。

たとえば、

• 毎日使うものは1アクションで戻せる場所に
• 家族みんながわかる共通ルールをつくる

この2つだけでも、リバウンドしにくい空間になります。

つまり、
「散らからない人」=「片付けの仕組みを持っている人」なんです。

モノの“住所”が決まっていないと散らかる

部屋がすぐに散らかる理由の多くは、
モノの定位置=住所が決まっていないこと。

住所がないと、モノは「とりあえず置き場」にどんどん積まれていきます。

たとえば、

• 書類 → 「とりあえずテーブル」
• 郵便物 → 「キッチンカウンター」
• 化粧品 → 「洗面台に出しっぱなし」

こうした小さな“迷子のモノ”をなくすことが、散らからない第一歩。

置き場所を1か所に決めてラベルをつけてあげるだけで、片付けが一気にラクになります。

完璧を目指さない。「また片付ければいい」くらいでOK

毎日同じ生活をしていれば、モノは動き、また出ていきます。それが自然で、人が暮らしている証拠です。

大事なのは「散らかったら、すぐ戻せる」状態。

整える→使う→少し散らかる→また戻す

という流れを繰り返せるなら、それは“暮らしが回っている”ということ。

「片付けてもまた散らかる」は、
ちゃんと生活している証なんです。

片付ける意味は、「暮らしを心地よくすること」

片付けの目的は、
“散らからない部屋”を作ることではなく、
「心地よく暮らす時間を増やすこと」。

• 朝の支度がスムーズになる
• 探し物が減ってイライラしない
• 家族と穏やかに過ごせる
• 勉強や仕事に気持ちよく向き合える
など

これらはすべて、片付けの「成果」。
完璧な部屋でなくても、心が軽くなる片付けにはちゃんと意味があります。

整理収納アドバイザーの視点から

片付けても散らかるのは「失敗」ではなく「生活の証」です。

Needs Tokyoでは、
「散らからないようにする片付け」よりも、

“散らかっても戻せる仕組みづくり”を大切にしています。

ライフスタイルや家族構成によって、片付け方の正解はそれぞれ。

無理のない方法で、少しずつ“暮らしがまわる仕組み”を一緒に作っていきましょう。