2週間という短い春休み。
今年はほぼ仕事となり、
学生さんの入居に間に合わせるべく、
日曜日も二週連続家族で
学生寮の収納コーディネートです。
収納コーディネートとは
家具家電などの配置を考え、
だれでも使いやすい収納を作ります。
特に東京の一人暮らしや二人暮らしのお部屋は
ミニキッチンやユニットバスといった
限られたスペースでの生活となり、
NeedsTokyoでは狭くても心地よい部屋作りを
モットーにしています。
夢と希望いっぱいの新しい暮らしが気持ちよく始められるよう、玄関やキッチン、お風呂やクローゼット、部屋のすべての収納をNeedsTokyoが設置します。
当然重いものを運ぶこともあり、
組み立てに時間がかかる家具もあり、
毎回男性の力が必要となります。
今回は保科アドバイザーと家族総出で作業にあたります。以前のわたしなら、家族に仕事の協力をお願いすることはありませんでしたが、このごろは「家族に頼ってもいいんだ」ということを教わりました。
春休みの大半を遅くまで仕事に付き合ってくれる娘。
「今日も帰宅は23時か。ごめん」と言うと
「わたしだって重いもの持てるようになったんだから、もっとわたしに頼っていいんだよ」
収納グッズいっぱいの後部座席の端っこで
そう話す娘をバックミラー越しに見て、
親バカですが
大きくなったな、やさしい子に育ってると
胸がきゅんとなりました。
「明日は初夏のような気温なんだって!一旦仕事は置いて、どこでもすきなところへ行こう!」
と言うと、娘は
「それなら東京理科大の数学体験館にもう一度行きたい」とのこと。
「せっかくの春休みだから、もっと遠出しない?」
「うーん、でも、数学体験館がいいな」
「よし、わかった!
じゃあ、前回の学生さんに会えたらいいね!」
ということで春休み唯一のお出かけは
再び、東京理科大の数学体験館へ。
開館時間に行くと、私たちだけ。
前回時間切れで見れなかった展示物をじっくり見ていると、なんと前回お世話になった男子学生さんが声をかけてくれたのです。
「また来てくれたんですね!
前回の学びはどうでしたか?」
「うわ〜覚えてくれていたんですね!うれしいです。
帰りの電車の中でも夢中で話してました」
緊張した娘の顔は一瞬で笑顔になり
時間を忘れて4時間学ばせていただきました。
高校3年の理系に進んで学ぶ数学は
わたしはまるでちんぷんかんぷん。笑
脳みそ、ガチガチです。
「間違えていいんですよ。失敗してこそ、人は学ぶのですから」
と助言をもらった娘は
「ここをロープで計測して2点の高さを同時にチェックすれば証明できると思います。なぜなら…」
「それから、これは速さと角度が…回転軸は…」
「え?何それ?何の法則?わんもあぷりーず」
わたし、ふざけてません。
本当にわけがわからんのです。
45歳、気づけば完全に思考停止。
そのあと、二人にめちゃくちゃわかりやすい説明をしていただき、スッキリしました。
この春、小学4年生。
いつの間にか、数学の知識も粘り強さも
わたしを超えたなと最近よく感じます。
娘は数学を追求し
わたしは収納を追求する日々。
どちらも根本に「たのしい」がある。
さぁ、春休み最終日の明日も
早朝から現場へ行ってきます!