スッキリ暮らしたいのに、気づけば家に増えてしまう謎のアイテムたち。
「孫にどうかしら?」
と義母から届く、少し使いかけのお下がり。
気持ちはありがたいのに、正直ちょっと困る…。
そんなご相談、実は片付け現場でとても多いんです。
目次
なぜ困る?「使いかけのお下がり」がもたらす負担

使いかけのものを譲られてしまうと、次のようなストレスを感じる方もいます。
• 衛生面、安全面が心配
• 気持ち的にすぐ処分しづらい
• 「いつか使うかも」と家に滞在し続ける
• 相手が善意だからこそ断りにくい
つまり、ものだけでなく、気持ちの負担も一緒に受け取ることになりやすいのです。
新品未使用ならOK?実はそれも要注意

これは意外と思われるのですが、
新品・未使用でも劣化している場合があります。
特に注意が必要なのは、以下のものです。
✅ベビー用品:黄ばみ、繊維の劣化、衛生面リスク
✅スキンケアや化粧品:成分の酸化、変質
✅紙製品:変色、におい移り
✅プラスチック製品:変色、劣化、変形、べたつき、割れやすくなる(硬化・脆くなる)、匂い移り・樹脂臭の発生、古い製品では有害物質が出る可能性も
✅防災や生活用品:使用期限切れ、機能低下
新品=安全、とは限らないのです。
プラスチック製品は、新品同様見た目がきれいに見えても、経年劣化している場合があります。
ベタつき・変色・ひび割れが起きることがあり、子ども向けのものは特に注意が必要です。
人にものを譲る前に確認したい3つのこと

誰かに譲るときは、次の3点をチェックするとトラブルが起きにくくなります。
① 使いかけではないか?
→ 消耗品は特に注意
② 新品でも劣化していないか?
→ いつ頃の製品か・保管年数・におい・変色を確認
③ そもそも相手が必要としているか?
→ 「必要かどうか」を事前に確認することが大切です。
「ついでに渡す」は相手が断りづらく、家の負担になることがあります。
【喜ばれる例】
・子どもが今ちょうど使うサイズ
・賞味期限や使用期限が十分にあること
・相手が「欲しい」と言っていたもの
【困ることが多い例】
・サイズや好みが合わないもの
・すでに持っている物と重複している
・使いかけ/劣化しているもの
補足:この基準が大切な理由

もらった物が家に合わないと、
置き場所に悩む → 片付かない → 気持ちが疲れる
という流れになりやすいからです。
だからこそ、
贈り物は「相手の家がスッキリするかどうか」がやさしい基準と言えるのです。
ありがたいけど…ありがたくない。そんな時のやさしい断り方
義母や親族関係では、言いづらさもありますよね。
次のような伝え方なら角が立ちにくくなります。
「ありがとうございます。気持ちはとても嬉しいです。ただ、最近は家のものを増やさないようにしていて…必要な時はこちらから相談してもいいですか?」
ポイントは、人ではなく“物”に焦点を当てること。
子どものものを譲られそうになった時の、やさしい断り方

「ありがとうございます。ですが、子どもの好みが変わってきたので、年齢に合うお子さんに譲っていただけたほうが喜ばれると思います。」
義母・親族でも角が立ちにくいポイント
💡 否定するのは相手でも物でもなく、「タイミング」のみ
「○○だから使えない」ではなく、
「ちょうど喜ぶ年齢の子に渡ったほうが活かされる」という伝え方。
💡 感謝を先に伝える
「いつも気にかけてくれてありがとう」が入ると柔らかくなります。
💡 受け取る基準が自分にあることを丁寧に示す。
→ コントロールを取り戻すための大事なポイントです。
いただきものに悩んだときの、やさしい選択肢

新品・未使用で状態がよいものなら、児童館などへ寄付するのも一つの方法です。
また、近所の小さなお子さんに譲ってあげるのも、とても素敵な循環になります。
無理のない形で、やさしく物を活かしていけると気持ちもラクになりますね。
もし状態が良くなければ、無理に抱え込まず、思い切って手放しても大丈夫。
また、三世代で一緒にショッピングに出かけてみると、
子どもの今の好みや興味が自然と分かり、お互いに気持ちよくやりとりができるようになります。
Needs Tokyoからひとこと

ものを譲ることは、
相手の暮らしが軽くなる形でできると理想的です。
気持ちを渡すなら、ものの状態も整えて。
また、特に子どもの興味は、成長とともに大きく変わります。ご厚意でいただく品物が、今の我が子に合わないこともあります。
そんなとき、断ることは失礼ではありません。
「物が活かされる場所へ行くほうが、みんなにとって幸せ」という視点で、やさしく伝えてみましょう。
やさしい生前整理 – Needs Tokyo – では、
家族や友人関係がギクシャクしない手放し方や伝え方もサポートしています。
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