押し入れが片付かない理由は「いつか使う布団」と「いつか使う箱」だった!布団や頂き物の整理で心もスッキリ!

押し入れに眠る「いつか使う布団」

ご高齢のお客様のお宅で、押し入れの整理をお手伝いしたときのことです。

押し入れの中には、ふっくらとした布団がいくつも並んでいました。「いつか使うかもしれない」と思って取っておいた布団でした。

でも、その“いつか”がずっと来ないまま、押し入れの奥で眠っていたのです。

お客様にお話を伺うと、最近は布団を干したり、押し入れを開けて風を通すのもだんだん大変に感じるようになってきたとのこと。

布団のメンテナンスは、たとえ来客がなくても、布団を干したり風を通したりと、見た目以上に体力を使う作業です。これは高齢の方だけでなく、どんな世代にとっても重労働です。

そこで、私から「必要なときはレンタル布団を利用する方法もありますよ」とご提案しました。

さらに、押し入れの下段には、いくつもの箱が並んでいました。
中には、ご祝儀や香典返しなどでいただいた新品のシーツやタオルがぎっしり。どれもきれいに箱に入ったままで、これもまた「いつか使うかも」と思い、長い間しまわれていたそうです。

そこで私はこうお伝えしました。
「今お使いのものを雑巾にして、新しいものに全部取り替えてみませんか?」

お客様は最初、「もったいないわねぇ」と笑っておられましたが、実際に使うことを想像すると、「そうね、せっかくだから使わなきゃ」と前向きな気持ちに。

それでも使わないものは、娘さんへ

それでも「数が多すぎて全部は使い切れない」とおっしゃったため、残った分は娘さんに譲ることになりました。

後日、お客様から「娘がとても喜んで持って帰ったのよ」と笑顔で報告をいただき、こちらまで温かい気持ちになりました。

だれかのために…ではなく、今の自分を大切に

「お客様が来たときのために」と思って取っておく方は多いですが、その布団を使う機会は年々少なくなっていませんか?

使わなくても、時々干したり風を通したりと、
意外と手間のかかるメンテナンスが必要です。

それは高齢の方に限らず、誰にとっても重労働。
しかも、押し入れのスペースも大きく取ってしまいます。

「誰かのために」よりも「自分が心地よく暮らすために」。

そんな“自分軸”でモノを選ぶことが、
これからの暮らしをぐっと楽に、そして豊かにしてくれます。

生前整理・ご自宅の片付けを行うNeeds Tokyo(ニーズトーキョー)では、押し入れの布団や頂き物など、“手放すのに迷うモノ”を一緒に見直すお手伝いもしています。

ただ片付けるだけでなく、「もったいない」「ありがとう」の気持ちも大切にしながら、
その方のペースに寄り添って整理を進めていきます。
いつでもお気軽にご相談ください。