娘と行く、月に一度の大型書店。
それぞれ興味のある棚を片っ端から見ていきます。
一人3冊まで。
漫画でも雑誌でも何でもOKというルール。
今月の娘の目当ては、平安時代の枕草子についての本、クレヨンしんちゃんのなんでも百科シリーズ、それから「お金のことが書かれている本」。
2時間かかってそれぞれ購入。時間がかかるのは片っ端から手にするため、いつものこと。先月は3店舗回ったため、一日がかりでした。
帰宅するとココアとコーヒーを入れ、選び抜いた本をそれぞれ夢中で読み込みます。
さて今回、わたしが娘にオススメしたお金の本。
「子どものうちはお金の心配なんてしなくていい」これは優しさなんかではなく、親として少し無責任だと思っています。片付け同様、お金のことは学校では教えてくれないことだから。
無論、親の収入や家族が生きていく支出は大抵の人が知らなかったであろう子ども時代。日本人はお金の話をするのは卑しいこと、そう思ってる人が多いから、かもしれません。
ですが、我が家では娘にも家族のお金のことをオープンにしています。たとえば、家賃や光熱費や車の維持費など、なんでも隠さず話しています。
どれだけの収入があって
どれだけの支出があって
どれだけの資産があって
教育費はこれくらいあるよ
そして今後どんなお金の使い道を考えているのか。
子どもは親からの経済的自立が必ず来ます。そこで突然「これからはあなた一人の力でやってみなさい」なんて効率が悪い。大人になってからお金を稼ぐこと、お金を貯めること、お金を賢く使うことを学ぶのは遅いのです。
たとえば、中学、高校、大学に入ってからでも遅くはないという考えもあるかもしれません。でも振り返ると、学生時代は頭も体も気持ちもとても忙しく、あっという間に過ぎていくのです。
お金の知識は豊かに生きていくのに役立つこと。
小学生で始めて早いことはない。
まずは子どもにお金について興味を持ってもらうことが先決。それには親が仕掛けないといけません。
たとえば、大事なお年玉や使わなかったお小遣いは、娘といっしょにゆうちょ銀行に行き、隣りでATMの操作を教えながら預入をしています。親が子の知らぬ間に預入をすることは我が家ではありません。
印字された通帳を見たときの娘の顔はなんとも誇らしげに見えます。
なぜならそこには、本当に欲しいものがあるなら、今手の中にあるものを整理して、あきらめること、我慢することを学んだ証が刻まれているからです。
わたしや主人が娘を職場に連れて行くのも働くこと=人の役に立つこと=お金を稼ぐという道筋を身近に感じ「あなたはどうする?」「それには今何が必要?」と考えるきっかけになればこれ幸い。
気温0℃。朝食に娘のすきな卵焼きを作って、駅まで自転車で向かうと耳がちぎれそうだけど、コーヒー片手に青空を見上げれば今日もいい一日になる予感がします。
それでは法人様の整理収納サポートに行ってきます。